「お金のおはなし」第13号
2022.12.13
毎月定期的にお送りしております、「お金のおはなし」
今回は家計のバランスシートについてです。お金まわりの管理が大切なのは企業も家計も同じですね。
現在の資産状況について把握するためのヒントやきっかけとしていただけると幸いです。
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さて、今回は資産形成の出発点としてぜひ作成しておきたい、家計のバランスシートについてご説明します。
バランスシートは一般的に企業が財産状況を記録するために作成しますが、その家計版になります。つまり、金融資産、不動産、それから借り入れ等の負債がそれぞれいくらあるのかを明確にするものです。具体的には次のようになります。
現預金、株式や投資信託などの有価証券、生命保険契約(解約返戻金)などの金融資産がそれぞれいくらあるのか。不動産がある場合には現時点で売却したらいくらで売れそうなのか。他にも換金できそうな資産(自動車、ゴルフ会員権、貴金属など)があれば、それらで売却できるのか。また住宅ローンや教育ローン、自動車ローンなどの借入金がある場合にはそれらの残高はどのくらいか。
これらを確認した上で、左側の資産合計から右上の負債合計を引いて純資産を確認します。純資産は、資産をすべて売却して換金し、すべての負債を返済した場合に最終的に手元にいくらのお金が残るかを示すものです。
資産形成では長期的な目標を設定することが大切ですが、このように家計のバランスシートを作成して現時点の資産状況を確認しておくことがその第一歩となります。
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