「お金のおはなし」第七号
2022.09.13
定期的にお送りしております、「お金のおはなし」
第七号は少し難しいかもしれませんが、「投資」と「投機」の違いについておはなししていきます。
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さて、今回は投資と投機の違いについて考えてみたいと思います。
投資では、長期的に価値を生み出す資産にお金を投じていくことが大切です。価値を生み出す資産であれば、時間の経過とともに右肩上がりで価値が積み上がっていきます。価格は必ずしも価値をきれいに追随しないかもしれませんが、長期的には価値の近辺に落ち着くはずです。
代表的な価値を生み出す資産は株式や不動産です。株式は、その企業が毎年利益を生み出しますし、不動産は家賃収入を生み続けます。もちろん景気の影響を受けながら企業業績や家賃相場が変動することはありますが、時間が長くなるほど生み出される価値の総量は大きくなると期待されます。
次に、価値は変わらないものの、価格のみが変動している資産を考えてみましょう。
例えば、金1kgを購入し30年間保有を継続しても、1kgは1kgのまま変わりません。金などの貴金属は価値を生み出さないからです。同様に、原油や小麦などのコモディティ、暗号資産なども同様です。ただし、価格は変動しますので、価格が下がったら買い、価格が上がったら売るといった取引(投機的な行動)を行うことで利益を上げられることはあるでしょう。
資産形成においては、投資と投機を区別して長期的に価値を生み出す資産に投資していくことが大切です。
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